レポート 森林作業士訓練生競技会の準備トレーニング

親愛なる読者のみなさまへ

この特別レポートで、ドイツで開催されている職業訓練生コンテストについてお話ししたいと思います。

職業訓練生競技会(コンテスト)は、ドイツ地域青少年連盟(BDL)が開催します。これは、農村地域でもっとも大きな青少年連盟です。林業、動物飼育、農業、家政業、ワイン醸造業の分野で競技会が行われます。この5つの分野は、「緑の職業」と呼ばれており、「生き生きと緑の職業 –未来は後継者を必要とする」というモットーで行われています。このコンテストは、職業訓練生を評価することだけでなく、各職業の可能性と多面性、各種領域を、社会に伝える意味もあります。まず州レベルでのコンテストがあるのですが、これは通常、職業分野別に別々の場所で開催されますが、連邦大会では、緑の職業分野すべてが、一つの場所に集まります。それぞれの州が、5つの職業分野の代表からなる1つのチームとして連邦大会に参加します。

私は林業分野でこのコンテストに参加しましたが、その過程をここに紹介したいと思います。

私や私の職業訓練生の同僚達は、フライブルク市有林事業体で、職業訓練生コンテストの話は聞いていましたが、具体的にどんなものなのかはよくわかりませんでした。専門学校(林業教育センター)での最初の集中講義のときに始めて、職業コンテストに関して詳しい説明を受けました。学校にて1日かけて、コンテストの種目と重要なポイントについて説明がありました。どのような基準があり、どのようなルールで行われるのかなどです。これにより、職業コンテストに参加する意欲とモチベーションが私に湧いてきました。私の職業を社会に伝える事、人々に広くわかってもらう事が大切だと思いました。もちろん、自分の能力を試してみることも。このような動機を与えてくれた専門学校に感謝したいと思います。

専門学校にて、コンテストのためのトレーニングに関するたくさんの情報とアイデアを得て、家と研修事業体に戻りました。まず、家の近くにある森で、自分独自の練習場を作ることから始めました。まだ冬で雪がありましたが、モチベーションが上がっていましたので、大きな障害ではありませんでした。私の弟と父親と一緒に、2つの競技種目「コンビネーションカット」「受け口」のための練習場をつくりました。競技「チェーン交換」と「植物鑑定」、そして筆記試験は、フライブルクの訓練施設や現場で学ぶ事ができます。

練習場を作る事自体、種目のプロセスとやり方、規則を考えなければなりませんので、その種目のテーマに入り込んでいくことができます。コンテストの評価シートの入手も可能でしたので、かなり厳密に準備することができました。難しかったのは、コンテストでの計測の仕方です。審査員がどのように私の切断結果を測るのか?何人かに聞いて、審査員が使用するのとほぼ同じ計測器を入手したことで、練習ごとに、私のレベルを正確に自己査定することができました。

練習場ができたら、トレーニング開始です。毎週末、チェーンソーをもって、丸太をスライスする練習、受け口をつくる練習をしました。何度か、訓練事業体の訓練生の仲間も一緒に私の練習場に行ってトレーニングをしました。

週末のトレーニングには、大抵、私の弟が同伴してくれました。弟は、時間を計り、私が安全上の規則を守っているかどうか見てくれたりしました。安全上の理由から、練習は、必ず誰かもう1人いることが重要です。チェーンソーで怪我をした際、もう1人が、助けを呼びに行けるように。

トレーニングにおいて決定的に重要なのは、型に馴れることです。毎回たくさん練習することではなく、同じ間隔で定期的に練習することです。規則的に正確に、というのがスローガンです。そのようにして、安全性を獲得でき、練習を内面化することができます。まずゆっくりと始めて正確に。スピードは自ずとついてきます。こう言えば、簡単に聞こえますが、私は自分自身に何度も言い聞かせなければなりませんでした。早期に速くやろうとする自分を戒めました。

パウル•ランゲ