レポート 森林作業士訓練生競技会 州大会

実力を試される州大会の日です。準備とトレーニングをしてきましたが、ついに競技会(コンテスト)の日がやってきました。前の日の夕方、丸太スライスと受け口の練習をし、チェーンを交換し、準備は万端です。

もちろん緊張は高まります。職業訓練2年目、3年目の訓練生約200人がこの日一同に集まります。他の参加者たちはどれだけ練習をしてきたのか。でのそんな他人のことはどうでもいいことです。自分のベストを出す事に集中することが大切です。競技会は、マッテンホーフ林業教育センターで開催されました。バーデン•ヴュルテンベルク州にある2つある林業教育センターの一つです。この職業訓練生コンテストは2年に1回開催されます。職業訓練生は誰でも必ず1回参加する機会があります。林業分野の大会は、2つの林業教育センターで、2年置きに交互に開催されます。今年はマッテンホーフです。

7つの競技種目で、参加者のレベルが評価されます。一般知識と専門知識に関する2つの筆記試験、そして、4–6分のスピーチ、それから、植物鑑定、受け口、コンビネーションカット、チェーン交換と4つの実技試験です。

とても濃密な1日で、各競技と試験の間の休み時間はほとんどありませんでした。会場である林業教育センターには、訪問客のために、並行して小さな展示会も催されていました。でも競技の参加者は、展示を見る暇はほとんどありません。この大会には、専門学校(教育センター)の職員、一緒に授業を受けた仲間達、その他、州内の林業関係者がたくさん集まって、情報交換をし、とてもいい雰囲気でした。

さて、では実際の競技について報告します。

最初に行われた筆記試験は問題なくでき、とてもいい感触を持つ事ができました。しかし、結果はすぐには報告してもらえませんので、実際にどうなのかはわかりません。

私の次の競技は、実技「受け口」でした。これは私が十分に練習した種目でしたが、失敗してしまいました。私のチェーンソーのエンジンがかからなかったのです。だから、友人のチェーンソーを借りてやらなければなりませんでした。馴れないチェーンソーだったため、150ポイント中、110ポイントしか獲得することができませんでした。これはとても悔しかったです。

でも、気持ちを切り替えて次の種目「チェーン交換」。この種目では、練習したとおりのことを実践し、満点を取る事ができました。前の種目が失敗しましたので、これで、とてもいい結果を出し、落ち着きました。その後、種目「植物鑑定」と「スピーチ」がありました。どちらも直ぐに結果は報告してもらえませんでしたが、自分自身ではとても満足できる出来でした。競技中はもちろん、他の参加者がどれだけの点数を取ったか、どのような出来か、観察しました。最後の競技は、一番の目玉種目「コンビネーションカット」です。この実技でも、とてもうまく行く、150ポイント中、145ポイントを取得することができました。

競技が全て終わりましたが、「受け口」のときに失った40ポイントがあったので、いい気持ちではありませんでした。他の参加者のチェーンソー実技のレベルも高かったですし。入賞は無理だと感じました。スピーチはいい感触がありましたが、「受け口」でたくさんポイントを失ったという気持ちが大きかったです。でも、無事に競技が全て終了し、ほっとしました。その後、参加した仲間と歓談し、今日1日やった競技について情報交換しました。

1日の最後は表彰式です。参加者が全員、屋内ホールに集まりました。結果発表を待ちます。誰も自分がどこにランキングしているかわかりません。緊張がものすごく高まります。10位から順に発表が始まりました。自分が10位内に入っているか、とても緊張しながら発表を聞いていました。しかし、3位入賞者が発表されたとき、自分では「だめだったか」と諦めました。しかし、次の瞬間、2位入賞者として私の名前が呼ばれました。まったく予想していなかったことです。大きな喜びが自分のなかに沸き起こり、感無量でした。喜びと誇りで顔をほころばせ、表彰台に登りました。たくさん写真撮影が行われ、表彰状が授与され、賞品が贈呈されました。賞品は、まず1位入賞者が好きなものを選び、次に私が選び、次に3位‥.と続きました。10位まで、各自が選んだ賞品をもらいました。全ての賞品の総額は13000ユーロ(約170万円)で、林業関係数社がスポンサーになり提供してくれたものです。私は、SOLO社のチェーンソーをもらいました。

これで終わりではありません。上位3人は、連邦大会にノミネートされました。連邦大会のためのトレーナーの発表もありました。ユニホームを揃えるため、3人の体のサイズが測られ、トレーニングの日程の発表もありました。 2位入賞の発表、そして表彰式、連邦大会準備のためのトレーニング日程の発表‥.とその間、私は少し圧倒されてしまいました。賞品のチェーンソーと表彰状、それから連邦大会のトレーニングスケジュールをもって家に帰りました。上位に入賞するという目標が達成できて、もちろん、とても嬉しかったです。

パウル•ランゲ

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