レポート16 2013年12月

 

親愛なる読者のみなさま。フライブルク市有林における私の森林作業士職業訓練に関する16回目のレポートです。12月の活動を報告します。

私が先月末にロスコップフ区画に配属されたときは、すでに伐採収穫作業の真っ最中でした。私は、直ぐに、伐倒の仕事に取りかかりました。合計2500立米の収穫作業でした。私は、その終わりのほうの作業を手伝いました。ここの区画の醍醐味は、ダグラスファーの大木です。

最後に、私たちは、森林基幹道脇の木を倒しました。林内で伐倒した木をワイヤーで引き上げやすくするためです。切り倒した道脇の木は、ワイヤーで引っぱり出す必要はないので作業は早く進みます。スキッダーがクレーンアームで木を直接掴んで引きづり出します。1人が伐倒し、もう1人か2人が、道端で枝払い、造材作業をし、もう1人がマシンを動かします。

このような作業は、早くスムーズに進みますが、デメリットもあります。他の作業員やマシンと、安全な距離を保ちながら伐倒作業をすることがとても重要です。また、基幹道は、人を立てて、市民が入って来ないようにしなければなりません。もちろん、道はテープで閉鎖するのですが、それを越えて、危険な場所に入ってくる人々がいます。このような人々を危険にさらしては絶対にいけません。私は入って行こうとする人たちに対して厳しく注意します。中途半端な気持ちで働いてはいけません。

時間とともに、自分の作業に絶えずある危険があることを自覚し、危険をより明確に把握できるようになります。しかし、その危険を知らない、とくに、森でのスポーツに集中している人、さらにはヘッドホンをして、自分の周りの環境をしっかり察知できていない人は、とても危険です。

原木収穫作業も私は2シーズン目に入り、伐倒はより確実にスムーズにできるようになりました。いくつかの行程は、講師のマイスターや他のプロの作業員の指導を受ける事なしに、自動的にやれるようになりました。他の人の助けを受けるか、とそうでないかで、自分がしっかり習得部分とそうでない部分がわかります。

今月私たちがもう一つやったことは、「ひさしの手入れ」です。伐採作業現場は牧草地に隣接していました。私たちは、森林の牧草地に隣接した部分「ひさし」を手入れしました。「ひさし」とは業界用語で、「林縁」を意味しています。この林縁の手入れにおいては、その場所の優勢な樹種を取り除き、優勢でない樹種や灌木類を促進します。種の多様性の創出が目的です。またこの作業は、森林をしっかり自らの枠の中に留める措置でもあります。 森林はほおっておくと、どんどん牧草地に侵入していきますので。林縁はまた、別のいくつかの機能もあります。例えば、風を林内に侵入させずに、風を上方に誘導させる機能です。それによって林分の風に対する安定性が創出されます。灌木で高く成長しすぎているものは、地面にちかいところで切ります。このあと灌木は萌芽更新して再び上に成長します。この作業を、個々の灌木の成長スピードに合わせて行っていくと、林縁の構造が豊かになります。

次のレポートは1月末です。

訓練生の仲間、ベルント•クラマー氏(講師マイスター)、ベルンハルト•フリードマン(森林官)、そしてフライブルク市に、このレポートを書く機会を与えていただいたことに、お礼の言葉を述べたいと思います。

みなさん、よい新年をお迎えください。

パウル•ランゲ

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