レポート14 2013年10月

親愛なる読者のみなさま。フライブルク市有林における私の森林作業士職業訓練に関する14回目のレポートです。10月の活動を報告します。

今月からまた本格的な木の伐採作業が始まりました。木の収穫作業に行けることにワクワクしました。とても楽しい仕事です。そして今回、プロの作業員チームの現場で作業できる割合が多くなったのが嬉しいことでした。

まず、標高の高い場所の伐採作業から開始しました。それは、高い場所は、近いうちに積雪があるかもしれないからです。と心配していたとおり、10月に最初の雪が降りました。時々伐採集材作業を中断し、別の作業をしなければなりませんでした。

しかし、天気も再びよくなりいよいよ本格的な伐採集材作業です。私はタワーヤーダーの現場で作業しました.標高は海抜約1000メートルです。樹種は大半がトウヒでブナが少し混ざっていました。まず架線の設置作業から始まります。まず、タワーヤーダーがきちんとすべて機能するか点検します。ここで使用したのは、リッター社の短距離タワーヤーダーです。トラクター牽引型のタワーヤーダーで、トラクターのプロペラシャフトが動力です。このタワーヤーダーは自身にモーターは搭載されていなく、トラクターの動力が必要になります。ここで動力として使用したのは、フライブルク市森林事業体(森林署)が所有するMBトラックです。

このタワーヤーダーは、3つのワイヤーから成り立っています。主索ワイヤーと引っぱりワイヤー、リターンワイヤーです。引っぱりワイヤードラムはタワーの上に取り付けられています。

私たちはまず、集材ラインを伐倒しなければなりませんでした。そこに引っぱりワイヤーを通すためです。引っぱりワイヤーが設置され、タワーが固定されたら、作業準備が整ったら、すでに伐倒されている集材ライン上の木をまず集材します。作業中は、転石に気をつけることがとても重要です。斜面に対して斜めに歩く事が推奨されています。自分で踏んで、転がった石に当たらないようにです。また、できるだけ木の後ろ(この場合、木の下)を歩くことによって、下に転がり落ちる石から身を守ることができます。平地で作業しているときより、かなり大きな注意を払って作業しなければいけません。

また、チェーンソーも急斜面で使用するものは違います。いつも使用している大型ではなく、中くらいの大きさのものを使用します。例えば、STIHL361です。というのは、急斜面で、1日チェーンソーを持って歩かなければならないので。また、不必要な切断をできるだけしないようにします。というのは、燃料を補給するために、きつい急斜面を登らなければならないからです。

この現場の木は、いつもの大径木ではなく(小型のこのタワーヤーダーでは対応できない)、胸高直径が25cm程度の針葉樹の小径木です。私たちが上へ集材した木で一番大きいもので1立米でした。

伐採作業の手順(どの場所から伐採していくか、どの方向に個々の木を倒すか)も非常に重要です。というのは、ワイヤーで主索のラインまで引っぱり出すことが難しいからです。通常このような小径木の林分はとても込み入っていて、伐倒する木を狙った方向の立木に引っ掛けて、それをワイヤーで引っぱり出すことしか方法がない場合がほとんどです。なので、追い口は、受け口面より下のラインで切断する方がやり易く、この現場でも、ほとんどそうしました。ときどきうまく行かないときもあります。写真のように、私のチェーンソーの刃が木に挟まって、チェーンソーのレールの上に木が乗っかってしまうことも。こういうときは、もがかずに、チェーンソーを手放すことが大切です。一番大切なことは、私に事故が起きないことですので。レールはまた新しく購入すればいいのです。

次のレポートは11月末です。

訓練生の仲間、ベルント•クラマー氏(講師マイスター)、ベルンハルト•フリードマン(森林官)、そしてフライブルク市に、このレポートを書く機会を与えていただいたことに、お礼の言葉を述べたいと思います。

パウル•ランゲ